|
このたびの大地震、津波、そして福島原発崩壊と、東北・北関東の方々は、たいへんな思いをされていると存じます。
この苦しみにお見舞い申しあげます、などという言葉は、そらぞらしく失礼ではあるまいか。じっさいに遭遇されたお苦しみは筆舌をこえて、現地の方々にしか分かりようもなく、せめて私どもはご多難をお察しするばかりです。
日々にテレビなどで罹災地の様子が伝えられます。瓦礫のなか、お店をオープンして継起する不如意にも立ちむかい励む方々、無心のような明るい笑顔の方々を拝見して、びっくりと同時に、こちらが励まされます。おもいがけず元気を戴いています。神様の笑顔とでもいおうか。
避難所の生活が長くなれば、さぞやいらだちも、身内同士で怒鳴りあうようなことなども折にはありましょう。しかし、東北育ちの方々の力強さと優しさは、かねがね承知はしつつ、あらためて目を見張りました。ボランティアの活動も含めて日本人が忘れかけていた助け合い。この大震災にしたたか揺られて、多くの人々の価値観が変わってゆくと存じます。東北のみなさまは、それを日本全体の、いや世界の課題として発信しておられます。苦しみのなかの究極の笑顔から。
東北各地の夏祭りは今年も催されますね。すばらしい。上野も「東北の玄関口」として夏祭りには東北のお祭りパレードを多年にわたりお願いしてきましたが。今年はおなじみの盛岡さんさ踊りのパレードと、地元育ちのさんさを繰りだし、東北大物産展など、さまざまなイベントで連帯いたします。
上野動物園には、ひさびさにパンダが来ました。美術館・博物館ではさまざまな展覧が注目されております。上野もがんばります。上野中央通り商店会の今年の旅行は、東北新幹線に乗って各地の旅を企画しています。
ご当地のみなさまが上野へ来られたら、大歓迎でお迎えいたします。右の写真の虹のように、東北と上野が、うつくしい笑顔でつながることをねがっております。
(すが こういち・上野のれん会会長)
|