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肺炎のなかで、市中肺炎とは健康成人に発症する肺炎をいいます。昨年11月、天皇陛下入院された御病名がマイコプラズマ感染症の疑いと聞いておりました。
これも市中肺炎で、この場合肺炎は3.5パーセントに起こり、残りは気管支炎、上気道感染もしくは、不顕性感染になります。
特徴的症状として感染初期からの頑固な夜も眠れない咳で、しかも痰は少ないのが特徴で、白血球1万未満のことが多いようです。
幸いに陛下の御退院後は気候不順にも関わらず、市中肺炎も今のところはなりを潜めて居てくれて幸いです。
高齢者の肺炎対応に次の5点をあげておきます。
1:インフルエンザワクチン、肺炎球菌
ワクチン接種励行
2:誤嚥対応
3:口腔衛生維持
4:栄養管理、低栄養対策
特に低アルブミン血症対策
5:禁煙指導
年があけて最近の厳冬は厳しく、東京でも1月14日は摂氏4度、最低1度の厳冬の気候となり乾燥した日も続き、若い人の感冒とくに上気道炎が増えてきています。
発熱も症状.. くしゃみ、鼻水、喉の痛み)もそれ程強くないが、4.5日つづくためにクリニックに通院される方が多くなります。
しかしありがたいことに老人の感染発症はまだ少なめです。
いずれにせよ、手洗いと、うがいをやっていただくのがなによりの予防法です。
そのためには、高齢者の厳冬時の不必要な外出をやめ、若い方々は外出後は手洗、嗽を行なうことをお願いします。
1月14日の外来では感冒症状の強い若い患者が明らかに増えてきました。
新型インフルエンザが発症した場合64万人が死亡するという推定も有り、事実インフルエンザの感染者数は急増しており1月15日までの1週間で全国の医療機関を受診した患者数は推計で約40万人。世代べつでもっとも多いのが5〜9歳の約8万人で、つづいて0〜4歳が6万人、30歳代が5万人、40歳代4万人でした。
時まさに受験のシーズンであり、大学入試センター試験も開始されました。手洗、嗽、簡単な適切内服、適切処置で感染に対応できます。老いも、若きもがんばってください。
(ちく のりやす 知久内科クリニック院長)
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